2024年の新NISAや今年1月の米国株価の復活で、投資に興味を持たれている方も多いと思います。
つみたてNISAの評価額がプラスになったというツイートをかなり見かけるようになりましたね
ただ一言に投資と言っても、現代の投資対象の種類はかなり多いです。
詳しい方はもっと思いつくかもしれません。実際に投資を始めるときに、どれを選べば良いのかわかりませんね・・・
結論から言うと、僕は株式への投資を強くお勧めしています。
投資初心者ならなおさらです。
前回の記事では、株式投資で利益が出る仕組みについて解説しました。
今回は、なぜ株式投資なのか?を解説します。
この記事を見れば、自分なりに腹落ちして株式投資に臨めるようになります。
この腹落ちは、株式投資する上で最も重要なんです。
株式は長期の値上り率が最も高い
冒頭で投資対象はたくさんあるとお話ししました。
では、投資対象の中で一番値上がりするのはどれなのでしょうか?
その答えがこの画像です。
この画像は、約200年前の1801年に当時の1ドルを株式、債券、金、現金にそれぞれ投資をしたら、200年後にいくらになっているかというグラフです。
このグラフでは、株式は60万倍の599,605ドル
日本円にすると、100円が6000万円になっているんです。
絶対嘘だと思いますよね?でもこれが株式の真実です。
このグラフからわかるのは
- 長期投資では、株式が最も値上りする投資対象
- 長期投資では、現金が最も価値が下がる投資対象
特に現代に近づくほどこの特徴は顕著になっています。
株式が値上がりするのはわかったけれど、なぜ現金の価値が下がるの?という疑問にお答えしましょう。
株式はインフレに強い
皆さんはインフレという言葉を聞いたことがありますか?インフレ(インフレーション)とは、物価が継続的に上昇する状態です。
皆さんの生活費がどんどん上がっていると思いますが、それがインフレです。
インフレは今まさに日本で起こっています。
物価が継続して上昇するというということは、言い換えると「お金の価値が下がる」ことです。
この「インフレ」が長期で現金の価値が下がる最も大きな理由です。
さっきのグラフは、インフレを考慮した値上がり率のため現金の価値が下がっているのです。
「米ドル」が一番わかりやすいですね。
このインフレに対して有効な対策が「株式」です。
インフレで物価が上がることで、モノやサービスを販売している企業の利益は増大します。すると企業に蓄えられる純利益が増えるので、配当金や株価に反映され上昇します。
株価が上昇する仕組みについては、こちらの記事をご覧ください。
このような仕組みで株式はインフレ対策に最も有効とされています。
インフレは悪者扱いされがちですが、インフレが無ければ経済発展はありえません。
普通はインフレが起こり、企業が増えた利益を給与や設備投資に回すことで経済は成長します。
日本でも年2%のインフレを目標にしているため、インフレの問題は必ず頭に入れておきましょう。
株式は最も取引方法や法律・税金の整備が完成している投資対象
長期投資では最も値上りし、インフレ対策にもなる株式ですが
安心して取引ができなければ、誰も株式を購入しようとは思いません。
日本では金融商品取引法を始め、様々な株式取引の法律が整備されています。
- 投資性の強い金融商品に対する横断的な投資者保護法制(いわゆる投資サービス法制)の構築
- 不公正取引等への厳正な対応
これらの投資者保護のため、金融庁が銀行や証券会社をしっかり監視・取り締まりを行ってくれています。
金融庁の金融商品取引法についての情報はこちらです。
また、SBI証券や楽天証券などのネット証券の登場で株式投資を始めるハードルは大きく下がりました。
- 日本国内外のたくさんの株式銘柄に自宅から投資できる
- 購入手数料や売買手数料無料など、低コストで投資できる
- ポイント投資など、初心者でも低リスクで株式投資に取り組みやすくなった
こんなに株式投資に取り組みやすい環境が整備されたのは、ここ10年程度の話です。
株式投資は、かつては一部の特権階級や資産家のみが行える特別な取引でした。
NISAなど投資に関するニュースが増えてきましたが、私たち一般人は投資できるようになったばかり。
そういった意味では、私たちはとても恵まれた時代を生きていますよね。
まとめ
今回は、資産形成に株式おすすめする理由を解説しました。
大切なのはこの3点です。
- 株式は他の投資対象よりも長期の値上り率が最も高い
- 株式はインフレ対策に有効
- 株式投資は投資者保護の法整備やネット証券の登場で一般人でも取り組みやすくなった
今回一番伝えたいのは、株式は他の投資対象よりも長期の値上り率が最も高いという点です。
これは言い換えると、20代~40代の長期で投資に取り組める方は株式投資が最も相性が良いということ。
債券や金ではなく株式です。
個人的には債券や金は若い方におすすめしませんが、ちゃんと活用法があります。
こちらは改めてお話しようと思います。
この記事が、あなたの株式投資の後押しや継続の支えになればと思います。
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