株式投資の商品選びは「地域」「分野」が大切!投資のリスクとリターンは商品選びで決まる。

リスクヘッジ 資産形成

株式投資は、個別株や投資信託など様々な投資商品を購入することで始めることができます。
株式投資を始める以上、できるだけたくさんのリターンを得たいですよね。

結論から言うと、たくさんリターンを得たいのであればそれと同じようにたくさんリスクを負わなければいけません。

ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンってやつです。

そしてリスクとリターンには「相場」があります。

株式投資でぼったくりや詐欺に遭う原因の一つは、相場を知らずにたくさんのリターンを得ようとすることです。

本当に莫大な利益を得る人がいるかもしれませんが、何千何万分の1と考えた方が良いでしょう。

この記事を見て株式投資のリスクとリターンの相場を理解することで、リスクを取りすぎず腹落ちして株式投資に取り組めるようになります。

株式投資に取り組んでいる方やこれから取り組みたい方の参考になればと思います。

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株式投資のリスクとリターンの関係。自分に合ったバランスを見つけることが大切!

株式投資で一番大切なことは、自分に合ったリスクとリターンで投資を長く続けることです。

リスクと聞くと皆さんはデンジャーな意味を想像する方が多いと思いますが

株式投資で言うリスクは2つの意味があります。

  1. 価格変動の幅
  2. 値下がりする要因

イメージしづらいと思うのでそれぞれ解説します

価格変動の幅

株式投資では、価格変動の幅をリスクと言います。

金融商品のリスクとは、一般的な「危険なこと」「避けるべきこと」という意味ではなく、「リターンが不確実である(予測できない)こと」を表します。

不確実の度合い(振れ幅)が大きいことを「リスクが大きい」、小さいことを「リスクが小さい」といいます。
つまり、「リスクが大きい」とは、「大きく収益が得られるかもしれないし、大きく損失が出るかもしれないという意味」です。

リスク解説 価格変動の幅
出典:投資の時間(https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/)

値下がりする要因

株式が値下がりする要因もリスクと呼びます

こちらのリスクはいくつかの種類があります。

値下がり要因となる主なリスク
  1. 価格変動リスク:換金する際の受取金額が当初支払った金額より下回る場合がある
  2. 信用リスク:投資した会社が破たんする可能性がある
  3. 為替変動リスク:換金時に為替レートの変動により為替差損が生じる可能性がある
  4. カントリーリスク:発行体の所在する国・地域の政治・経済環境により価格変動等が発生する可能性がある
リスク解説 値下がり要因
出典:投資の時間(https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/)

どちらの意味を持つかは、前後の文脈で判断する必要があります。

リスクとリターンの関係

そして、「リスク」と「リターン」は比例します。

リスクを低く抑えようとするとリターンは低下し、高いリターンを得ようとするとリスクも高まります。

つまり「リスクがなく(低く)、リターンが高い=ローリスク・ハイリターン」の金融商品は存在しません。

リスクとリターンの関係
出典:投資の時間(https://www.jsda.or.jp/jikan/lesson3/)

この図で言う「株式」は、一つの会社が発行する株式の「個別株」を指します。

個別株の例として、「Apple株」は15年で約62倍になりました。しかし、Appleが倒産すればApple株は0円の紙くずになるんです。

もちろんAppleは一番良い例です(笑)

近年で最も値上りした個別株で62倍か0か。これだけのリスクを負えば、それなりのリターンを得られる可能性があるということです。

そして、投資信託という金融商品もあります。

投資信託って何?という方はコチラ

簡単に言うと、個別株の詰め合わせパックです。

それぞれはハイリスク・ハイリターンな個別株でも、パック商品にすることで

個別株の平均価格=商品価格となり、値動きがマイルドになります。

そして個別株の1つが倒産して0円になったとしても、他の個別株にも投資しているため投資信託の価値は0にはなりません。

このたくさんの個別株に並行して投資する考え方を「分散投資」といいます。

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リスク分散法:投資する地域を分散させる

分散投資の有効な方法は、地域を分散させることです。

全世界がネットによって繋がっている現代では、投資対象は日本だけではありません。

突き詰めれば、全世界に投資ができる環境なんです。

リスク分散 地域分散
出典:金融庁ー投資の基本(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.ht)

全世界へ地域を分散させることで、このようなメリットがあります。

地域分散のメリット
  • 国や地域の状況による値下がりを、他の地域の値上りでカバーできる
  • 複数の通貨に投資するため、為替変動リスクを低減することができる

最近の例で言えば、ロシアやウクライナが分かりやすいと思います。

どちらかの国だけに投資をしていたら、株価は暴落しているだろうというのはなんとなく分かりますよね・・・

全世界に投資していれば、1つの国に問題が起こっても

他の国の株価が上がれば、値下がり分をカバーしてくれるというわけです。

リスク分散法:投資する業種を分散させる

投資先の業種を分散させることも、分散投資には大切です。

業種の例として、自動車業界やハイテク業界・金融業界などがあります。なんとなくイメージできますかね。

株式投資のお話では、業種を「セクター」と呼ばれたりします。

リスク分散 業種分散
出典:キートンの米国株投資(https://puretwostrokespirit.com/archives/2936/whatissectorrotation/)

セクターにはそれぞれ特徴があり、不況時に値下がりしにくいセクターや景気が良いときにとことん値上がりするセクターなどいろいろあります。

業種ごとに景気サイクルや競合環境が異なるため、値動きが相反する業界に分散与党資することでリスク(値動きの幅)を抑えることができます。

例えば、自動車業界の景気が悪化した場合でも、消費安定株や医療業界など他業界の株価が上昇する可能性があったりします。

難しそうに思うかもしれませんが、投資信託を利用すれば簡単に業種分散投資ができます。

優良な投資信託は、なんと4000もの銘柄に分散投資できるんです。

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まとめ

今回は、投資信託の商品を選ぶ際のポイントについて解説しました。

大切にしたいのはこの点です。

  • 株式投資の「リスク」とは、価格変動の幅と値下がりの要因を指す
  • リスクとリターンは必ず比例する。但し、詐欺まがいの投資は「ハイリスク・ノーリターン」もあり得る
  • 株式投資のリスクを抑えるには、投資対象の「地域」と「業種」を分散させる方法がある

特に投資初心者は大きくリスクを取りがちです。
投資に回す金額が大きすぎたり、生活費まで投資に回してしまったり・・・

得てして、相場が上昇しているときに大きな金額をつぎ込んでしまい
大きな暴落で精神的に耐えられずにパニック売りをしてしまう

まさに今月、実際に突然起こった出来事によって米国株の価格が大きく動いています。
気になる方はこちらをご覧ください。

今後の記事では具体的にどの商品を選べば良いのか、どんな制度がおすすめなのか解説していきます。

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