最近の新NISAや岸田内閣の資産所得倍増のニュースを聞いて、投資に興味にを持たれている方も多いのではないのでしょうか?
でも、投資と聞くと詐欺のイメージがあったり損するような怖いイメージを持つ方も多いと思います。
今回は、僕も実際にやっている株式投資のお話です。
ノウハウについては今後解説していきますので、まずは「株式を購入して株主になる」とはどういうことなのかをお話できればと思います。
株式は、資産形成にピッタリの「本物の資産」です。本物の資産って何?という方はこちらをご覧ください。
この記事を見て、腹落ちした上で株式投資をして頂きたいです。
株主になるということは、とっても大きな意味を持っているんです。
株式を買うことの意味
株式を買うことで企業のオーナーになることができ、オーナーの一人として権利の一部を持つことができます。
企業は資金調達するとき、株を発行して出資者からお金を受け取ります。そして出資者に株券が発行され、株主となります。
株主は出資のリターンとして、配当金や値上がり益を得るのです。
現在、日本では証券会社を通じて誰でも日本や米国などの上場株式を売買することができます。
過去にお話した楽天証券やSBI証券ですね。
株主になることで、こんな権利がもらえます。
- 議決権:株主総会(企業の経営に関わる会議)に参加して議決に加わることができる権利です。
- 剰余金分配請求権:保有している株数に応じて配当金を受け取れる権利です。
- 残余財産分配請求権:企業が解散した時に残った企業の資産・財産を分配して受け取れる権利です。
他人が大きなリスクを取り育て上げた企業の権利を、株式を購入するだけで得ることができるんです。
しかもその企業の社員の皆さんが汗水垂らして稼いだ利益を、受け取る権利までついています。
とんでもなくお得な仕組みだと思うのは、僕だけでしょうか?
株主が得られるお金にまつわる権利とは?株式投資のメリット・デメリット
株主になることで得られるお金の権利は、配当金を受け取る権利と留保金(毎年積みあがる利益の蓄積)による株価上昇の恩恵を受ける権利です。
ちょっと難しいので分けて解説しますね。
企業は毎年利益を出していって、その利益が蓄積されていきます。
株式の本質は、この企業の利益の蓄積です。
企業は、利益を内部留保(社内に蓄積する分)と配当(その期に分配する分)に分けます。
内部留保は会社に蓄えて、翌期以降の事業活動に活かしていきます。
蓄えた内部留保により増加した純資産も株主のものであり、この蓄積に応じて本質的価値は積み上がります。この利益の蓄積が株価の値上がりにつながります。
これをキャピタルゲインといいます。(残余財産分配請求権)
このキャピタルゲインは企業が前期で増加した純資産を設備投資に回すことで、さらに企業の利益増となり株価に反映されていきます。(配当金を出さない企業に限ります)
これが、株価は複利で増えると言われる理由です。
また、配当はその期に直接もらえます。これをインカムゲインといいます。(利益配当請求権)
これらは、株主にならなければ受け取る権利を持つことはできません。
自分は株式を購入するだけで、他人の稼いだ利益を受け取る権利がもらえるのです。
株式を購入・売却することでかかるコストとは?
株式を取引する時にはコストがかかります。
私がおすすめする楽天証券では、企業ごとの株式(個別株)を購入・売却する場合、それぞれの取引額に応じて手数料がかかります。
楽天証券は、ポイント重視の「超割コース」で手数料分のポイントも返ってきます。
また、株式が値上がりして利益が出ている状態で売却すると、利益に対して税率20.315%(所得税15.315%、住民税5%) の税金がかかります。(2023年1月時点)
売却時は売却益がそのまま手に入るのではなく、8割程度に減ってしまうので注意しましょう。
配当金にも同じように税金がかかります。
配当金は、全額が利益になるので10万円の配当金を受け取ると
10万円×0.020315(20.315%)=2031.5円
2031.5円の税金が引かれた状態で入金されます。(源泉徴収ありの特定口座の場合)
こう考えるとかなり大きな額が税金で持っていかれますよね・・・
今後解説する予定の「NISA」を使えば。この税金がかからなくなるので
うまく活用すれば、売却益をまるまる受け取ることができます!
まとめ
今回は、株式投資の本質とメリットについて解説しました。
大切なのはこの3点です。
- 「株式を購入し株主になる=その企業のオーナーになる」ということ
- 株主になることで、企業の配当金(インカムゲイン)と利益の蓄積による株価(企業価値)上昇(キャピタルゲイン)を受け取る権利が得られる。
- 株式の売買では手数料が、利益が出る売却時には税金(2023年1月では20.315%)がかかる
株主になることで、その企業の何百人・何千人の社員が努力して稼ぎ出した利益を
配当金か株価上昇という形で受け取る権利が得られます。
株式投資を始めるのであれば、この考え方がすべての基礎になります。
今回の例のように、1つの企業の株式を購入して投資することを「個別株投資」と言います。
今後の話が分かりやすくなるので、覚えておいて損はありません。
株式投資を始めるなら、「証券口座」が必ず必要なので
まだ持っていない方はこちらの記事をご覧ください。
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