生命保険の死亡保険金の相続手続きを始めよう!各保険会社の問い合わせ先と生命保険契約照会制度を解説

相続

こんばんは、ふみです。

今回は、死亡保険金の相続手続きについてお話していきます。

死亡保険金も相続する方が多いかと思います。

契約によっては大きな金額になりますので、しっかり洗い出して相続手続きをしましょう。

ちなみに、相続が一番多い金融資産の手続きについては、前回の記事をご覧ください。

保険会社もたくさんありますので、大手保険会社の相続手続きをお話していきます。

相続漏れを防げるとても良い制度もありますので、そちらも紹介していきます。

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相続財産の洗い出しで保険証券や定期連絡書を見つける。スマホも確認しましょう

まずは故人の遺品から保険証券や定期連絡書

スマホから保険管理のアプリを見つけましょう!

たくさんある保険会社の中から、故人が契約している保険会社を見つけましょう。

保険証券は大切に保管しましょう。でも、僕もどこ置いたか自信ないんです。笑

普段からどこに保管してあるか、家族で共有しておくのが一番良いと思います。

保険証券があると、死亡保険金請求がスムーズに進みます。

相続財産の洗い出しについては、こちらの記事で解説しています。

またネットが普及した現在では、ネット対応がメインの保険会社を使われている方も多いと思います。

もしもの時に、故人のスマホを確認できるようにしておくのも大切です。

保険会社によっては、スマホアプリで契約管理している会社もあるようです。

パスワードが分からなければ、いったん初期化してから

バックアップで復元する方法がありますので、参考にして頂ければと思います。

金融資産と同じように、保険会社に関しても

スマホを確認できるかどうかがカギだと思います。

各保険会社の問い合わせ先

契約している保険会社が分かったら、連絡先を確認しましょう。

参考に、大手生命保険会社のお問い合わせリンクをまとめます。

2022年11月の情報ですのでご注意ください。

どの保険会社も電話や窓口・担当者派遣で対応されています。おすすめは担当者派遣です

すぐ連絡できる担当者ができると、不安な点も解決しやすくなりますよね。

ちなみに、死亡保険金の請求では死亡診断書(死体検案書)と

故人と相続人の戸籍謄本が必要となります。

契約している保険会社の数だけ、書類が必要になるので

相続編➁と相続編③で解説した、予備をたくさんもらった書類がここで活躍してくれます。

書類の予備ってたくさん必要なの?という方はこちらの記事をご覧ください。

相続を進める際の注意点をお話していますので、活用してもらえればと思います。

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契約している保険会社へ契約者死亡の連絡をする

次に、故人が契約していた保険会社へ契約者死亡の連絡しましょう。

よく、新聞の訃報掲載欄(お悔やみ欄)を確認して

保険会社から連絡が来ると思ってらっしゃる方がいますが、それは間違いです。

基本的に、死亡保険金請求は相続人からの連絡が無ければ始まりません。

僕の場合も親父が亡くなってから2~3週間後に保険会社へ連絡しましたが

保険会社は契約者の死亡を把握していない様子でした。

もし、保険会社の担当者の連絡先を知っていればその方に連絡するのが一番いいと思います。

もし担当者が分からなくても、サイトには電話や窓口の問い合わせ先が案内されているので、そちらに連絡をしましょう!

今はチャットで回答してくれる会社もあるようです。気軽に相談できますね。

出典:日本生命 https://www.nissay.co.jp/navigator/

こんな感じで質問できるみたいです。便利ですね。

連絡すると保険会社から資料の提出を求められますので、必要書類を記入・提出しましょう。

今までの記事で解説した資料を集めていれば、あらかたの資料は揃っていると思います。

死亡保険金の手続きが完了すると、指定した口座に死亡保険金が振り込まれます。

死亡保険金は相続税の計算に関わりますので、振り込みに関する資料は必ず保管しておくようにしましょう!

保険会社がわからなくても安心。生命保険契約照会制度があります!

どれだけ探しても保険を契約していたかわからない!という方もご安心ください。

生命保険契約照会制度があります!

この制度は、生命保険協会があなたに代わって、生命保険契約の有無を確認してくれるという便利な制度です。

この制度の概要は

生命保険契約照会制度の概要
  1. 死亡・行方不明・認知症等の生命保険契約に関する手掛かりを失い、保険金等の請求を行うことが困難な場合に生命保険契約の有無の照会ができる。
  2. 生命保険契約の有無は、依頼者あてに回答される。
  3. 実際に調査を行う生命保険協会には、日本で営業する生命保険会社全社が加盟している。

このような制度となっています。

この制度は、死亡時の相続だけでは無く

認知症などで契約の有無が分からなくなった場合でも利用できるのが良いですね。

とても便利な制度ですが、注意点もあります。

注意点
  1. 照会1件あたり、利用料として3,000円(税込)の費用が掛かる。(調査が開始した後に、入力内容の訂正を行う場合にも、新たな照会申し込みとして3,000円(税込)が掛かる。)
  2. 調査結果は生命保険契約の有無のみで、生命保険契約の種類の調査や保険金等の請求の代行は行わない。
  3. 提出する書類は、すべて写し(コピー)を提出する。
  4. 提出する書類は、「本籍地」、「従前戸籍」、「新本籍」が記載されている場合は黒塗りのうえ提出する。

費用は掛かりますが、保険を1件でも契約していれば使った方がお得な制度だと思います。

ただし、便利すぎる制度なので

申し込みが多く、提出書類の確認作業だけで3週間程度の時間がかかっているようです。(2022年11月時点)

調査後の回答まではさらに時間がかかってきますので、注意しましょう。

参考として、生命保険契約照会制度の案内ページを置いておきます。

気になる方はご覧いただければと思います。

相続財産の洗い出しで保険の確認が難しいと感じたら、なるべく早く申請しておきましょう!

まとめ

今回は、死亡保険金の相続手続きに関してお話しました。

大切なのはこの3点です。

  1. 相続財産の洗い出しで保険証券や定期連絡書・保険会社のアプリを見つける
  2. 契約している保険が分かったら、保険会社へ契約者死亡の連絡をする。
  3. 故人の契約している保険が分からない場合は、生命保険契約照会制度の利用を検討してみる。

死亡保険金の場合は、生命保険契約照会制度があるので相続漏れをしにくいと思います。

状況に応じて生命保険契約照会制度の利用も検討しましょう。

死亡保険金の請求には、これまでに解説した書類が必要になりますので

過去の記事を参考にして頂ければと思います。

次回は

次回は、僕が実際に相続した自家用車や死亡退職金の相続手続きについてお話します。

どちらも相続される方が多いと思いますので、詳しくお話していきます。

それではまた!

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