こんばんは、ふみです。
今回は、故人が賃貸で1人暮らしをしている場合のお話をしていきます。
最近はどの世代でも1人暮らしが増えていますよね。
内閣府-令和2年版高齢社会白書(全体版)
3 家族と世帯|令和2年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府高齢社会対策大綱、高齢社会白書、高齢社会対策に関する調査研究、エイジレス・ライフ実践事例、高齢社会フォーラム等の情報を掲...
2022年の今では、65歳以上の3割くらいが1人暮らしだと考えられます。
同居していたらこの記事を読む必要ないんじゃない?と思われるかもしれませんが
この記事では遺品整理の話もしますので、同居されている方も参考になる内容です。
もし、賃貸で1人暮らしをしている、大切な人が亡くなってしまったら
前回の「相続遺産の洗い出し」と並行して、部屋を引き払う準備をしていきましょう。
管理会社へ連絡して指示を貰おう
まずは管理会社や不動産業者に亡くなった旨の連絡をしましょう。
管理会社にはきちんとマニュアルがありますので
部屋の清掃業者や遺品回収業者、水道・ガス・電気を止めるための連絡先の一覧を貰うことができます。
ここで大事なのは、全部業者に任せてしまおうということです。
僕は、なるべく費用を下げようとして親戚と掃除をしようとしましたが
やってもやっても綺麗にならず、心が折れました。
遺品の回収・廃棄も同じです。素人が頑張ってどうにかなることではありませんでした。
今考えると最初から業者に全部お願いすれば良かったな・・・と思っています。
遺品回収や清掃業者といえば、ぼったくりや高額請求といった
あこぎなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近では「遺品整理士」といった資格が新設されるなど
業界の健全化が進められているようです。
最近では複数の業者に一括で相見積を取れるサービスもあるようです。
これなら手間なく一番安い業者を見つけることができます。
遺品整理業者の料金を見てみる遺品整理だけでなく、特殊清掃も対応しているようなので
活用してみてください。
調べてみると、自分で掃除をした後に管理会社に確認してもらったものの
管理会社から認められず、清掃会社にお願いした事例もあるようです。
掃除が得意な人でも、清掃業者にお願いしちゃった方がいいかもしれません。
故人の遺品や大切そうな書類は早めに持ち帰ろう!
早めに故人の遺品や重要な書類は自宅に持ち帰ることも大切です。
遺品回収業者が入ると、全部持って行ってもらうことになるので
相続に関わりそうな書類や、大切な形見や遺品はなるべく早く自宅に持って帰りましょう。
僕の場合は、こんな遺品を持ち帰りました。
- 仕事用のかばん
- 保険証書や預金通帳・キャッシュカード
- 電気料金やガス料金などの郵便物やはがき
- 賃貸物件の契約書
- フォトアルバムやお気に入りの愛用品
前回お話しした通り、相続財産の洗い出しは一番大変な作業です。
きちんと洗い出しができておらず
後から大きい金額の相続財産が出てきてしまうと、相続税の計算に影響しかねません。
僕も実際に、税理士先生に相続資料を一通り提出し終えたかと思ったら
後から大きい金額の相続が発覚し、追加で対応頂いたことがあります。
契約内容によっては、追加費用が発生してしまう場合もあると思います。
難しい書類が多く大変な作業ですが、1~2ヵ月かかるぐらいの気持ちで
相続財産の洗い出しは自宅でゆっくり進めるのが良いと思います!
まとめ
今回は、賃貸に1人暮らしの方が亡くなった時のお話をしました。
この2点がポイントになります。
戸建てで同居している場合でも、故人の部屋があれば
いつかは遺品整理の作業をしなければならないので、この2点は大切なポイントだと思います。
ただ、相続を進めるには遺品整理よりも、並行して進めている
相続財産の洗い出しの方が重要です。
業者に任せられる作業はお願いして、自分は大事な作業に集中しましょう!
次回は
次回は相続財産を受け継ぐための手続きについてお話していきたいと思います。
相続財産の種類が多いので、財産ごとに分けてお話していければと思います。
それではまた!
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