こんばんは、ふみです。
今回は相続する資産の洗い出しをお話していきます。
相続と聞くと、お金・土地・不動産を思い浮かべると思うのですが
実はそれ以外にもたくさんあるんです。
相続で失敗しないためにも知っておきましょう!
相続で受け継ぐ「相続財産」
相続で受け継ぐ財産は「相続財産」と呼びます。
この相続財産には、プラスの資産とマイナスの資産があります。
- 現金・有価証券|現金、預貯金、株券、貸付金、売掛金、小切手、死亡保険金、死亡退職金 など
- 動産|自動車、家財、船舶、骨董品、宝石、貴金属、美術品 など
- 不動産と不動産上の権利|宅地、農地、建物、店舗、居宅、借地権、借家権 など
- その他|電話加入権、ゴルフ会員権、著作権、慰謝料請求権、損害賠償請求権 など
- 負債|借金、買掛金、住宅ローン、小切手 など
- 税金関係|未払いの所得税と住民税、その他未払いの税金 など
- その他|未払い分の家賃・地代、未払い分の医療費 など
こんなものがあります。
マイナスの資産とは、借金や支払いが必要なものということです。
実は借金も相続財産に含まれているんです。
知らずに相続してしまうと、相続人が返済をしなければなりません。気を付けましょう。
自分が相続する資産を確認していこう!
相続する資産を確認していくのは、とても地味な作業になります。
確認していく方法をまとめます。
- 銀行預金|故人の通帳・キャッシュカード、スマホのアプリやメール(ネット銀行)
- 生命保険|保険証書、スマホのアプリやメール
- 不動産|故人が住所を持つ市町村役場で「固定資産課税台帳」を閲覧するか、固定資産評価証明書を取得する
- 貴金属・自動車・美術品 など|故人の自宅や別宅を調査
もうこれだけ見ても大変そうですよね。笑
特に、自分の知らない資産や連絡が無い個人の貸し借りによる負債は確認のしようが無いです。
僕自身も、確認できず相続できていない資産もあると思っています。
今思えば、株式や貴金属に関しては調べていなかったです。
個人的に遺産相続の過程で一番大変なのは、相続財産の確認だと思っています。
相続漏れを防ぐために地道に確認していくしかありません。
人によっては、この記事に載っていない相続財産があったり
確認が大変な方もいるかと思います。
そんな時は、専門家の力を借りましょう!
相続問題の専門家を紹介してもらえるので、一度相談してみてください。
まとめ|相続財産の内容を共有しておくのが大切
今回は相続財産の確認についてお話ししました。
故人が亡くなってしまうと、遺品の情報から調査することしかできなくなります。
僕が大切だと思うのは
- 普段から相続財産について家族と話しておくこと
- もしものときには、スマホの中身を見れるようにしておくこと
この2つです。
人の死やお金が絡む話なので、なかなか話しにくいとは思いますが
普段からどんな資産を持っているのか、どれくらい持っているのかを話しておくことはとても大切です。
また、現在ではネットに資産を預けている方も多いかと思います。
僕もネット銀行やネット証券をメインで使用しています。
便利な反面、通帳が無いことも多いので
スマホが見れなければ、資産の存在に気づくことができない可能性が高いです。
家族のために資産運用をしていたのに、気づかれず相続されない
こんな悲劇はないですよね。

死んでも死にきれんです・・・
何も後ろめたいことが無ければ、スマホのパスワードくらいは共有できるはずなので
もしもの時にスマホは確認できるようにしておきましょう。
最悪の場合は、いったん初期化してバックアップから復元する方法があるようです。
参考にしていただければと思います。
次回は
相続財産の確認が終わったら、実際に相続手続きに入りましょう!
これまでに集めた書類を使い、申請をしていきます。
それではまた!
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