本記事では、準確定申告についてお話します。
故人がフリーランスや個人事業主であれば、準確定申告が必要になります。
この記事はこんな方におすすめです。
- フリーランスや個人事業主の相続人となった方
- 2000万円以上の高所得者の相続人となった方
- 公的年金による収入が400万円以上の相続人となった方
- 相続税を課税される金額の相続人となった方
準?確定申告?・・・あんまり聞いたことが無いですよね。
この記事では、準確定申告はどんな相続で必要になるの?
準確定申告はどうやって申請すれば良いの?といった疑問について
わかりやすくお話していきます。
この記事を見て、相続が終わって忘れたころに
税務署から延滞税の請求を受けないようにしましょう。
準確定申告とは?
準確定申告とは、相続人が行う故人の確定申告です。
通常は、毎年1月からの1年間の所得税を計算し、2月16日から3月15日に確定申告を行うのですが
準確定申告は、1月1日から故人の死亡日までの確定申告を相続人が行います。
準確定申告の概要はこちらです。
3.に関して、相続人が複数いる場合は
代表相続人を決めて委任する方法と、相続人それぞれが準確定申告を行う方法があります。
相続人それぞれが準確定申告を行うのはかなり手間がかかるので
代表相続人を決める方がおすすめです。
申告書類の記入例に関しては、こちらのサイトが
わかりやすく解説されているので、ご覧ください。
また、準確定申告はe-Taxにも対応しています。
ネットでいつでもできるのは、忙しい方にはありがたいですよね。
国税庁のページリンクを置いておきますので、興味のある方はご覧ください。
準確定申告が必要な人は?
準確定申告は、相続した人全員が対象になるわけではありません。
対象になる方はこちらです。
- 事業所得・不動産所得があった場合
- 2,000万円以上の所得があった場合
- 複数企業から給与を得ていた場合
- 公的年金による収入が、400万円以上ある場合
- 給与・退職金以外で20万円以上の収入があった場合
要するに、故人がフリーランスや個人事業主だった方は準確定申告が必要となります。
確定申告は、会社員の方はなじみがないと思います。(僕もそうでした)
僕の場合は、まったく分からなかったので税理士さんにお願いしました。
もし、相続に関して税理士さんに相談している場合は
準確定申告も一緒にお願いすると、相続がスムーズに進むと思います。
まとめ
相続手続きの締めは、故人の所得税を相続人が納める「準確定申告」を行うことです。
大切なのはこの3点です。
- 相続の開始を知った日から4ヵ月以内に、相続人が準確定申告を行う
- 準確定申告は、一部の方が対象になる
- 難しいと感じたら、税理士に依頼する
1.は特に注意が必要です。
相続が始まってから4ヵ月以内というのは
相続財産の洗い出し~各資産の相続手続きを始めたぐらいだと思います。
記事だとこのぐらいの時期だと思います。
その作業と並行して、準確定申告を行わなければいけません。
相続人が複数いる場合は、代表相続人の決定や還付金の分配など話し合いも必要です。
片手間でするには、かなり大変な手続きだと思いますので
個人的には、税理士に任せることをおすすめします。
そうはいっても、税理士にお世話になる方は少ないと思います。
どうやって相談しよう?という方もいるかもしれません。
そんな方にはこちらです
相続税申告での信頼できる税理士選び税理士費用をなるべく抑えて、相続に強い税理士を紹介してくれますので
税理士さん探しに活用して頂ければと思います。
相続手続きは、並行して行う作業が多いので
専門家にお願いできる部分は、お任せしてしまいましょう!
次回は
次回は、相続に関連する専門家をまとめようと思います。
これまでの記事を読まれている方は、たくさんの専門家が出てくるので
混乱されている方もいるかと思います。
なので、一回まとめてスッキリさせようと思います。
それではまた!
コメント